感ぢる日記

西村つむぎの日記。この世はワンダーランドで日常は魔法でできてる。Contact⇒ loteorga@gmail.com

チリコンカン

読書をしようとカフェに入った。
注文を終え席に座り一息ついたところで、お客さんが数名ばばっと入ってきた。
ほんの数分の差だけれど、混み合う前に入って良かったなあなんて思う。

注文がいくつも入り、店員さんは忙しそうだ。
「こんにちは〜!」
「トールなんちゃらラテ〜!」
注文が入ると店員同士大きな声で伝達するようで、客のわたし達にももちろん聞こえる。
誰が何を頼んだかわかるようになっている。

相次ぐ注文の中で一際異彩を放って聞こえたのが
「チリコンカ〜〜ン!」
だった。
何がどうしたって、男性店員さんがそう一言言っただけだ。
それなのに、絶妙なニュアンスとややビブラートの掛かった美声がなんとも引っ掛かってしょうがない。
頭の中でループされるワードがわたしの心を離さない始末だ。誰か助けてほしい。

完全にチリコンカンの罠にはまったわたしは、ループされる
「チリコンカ〜〜ン!」
に翻弄されるがままで、ひとりで席に座ってるだけなのに不思議と楽しくなってきてしまった。
こうなるともう後がない。

さっきの
「チリコンカ〜〜ン!」は、
「チリコンカ〜〜ン♫」
だったような気がするし
「チリコンカ〜〜ン☆」
だったような気もする...と、
大変どうでもいいくだらない考察を始めてしまうからだ。自分いい加減にしろとまじで思う

ちなみにこのカフェにはよく入るけれど
「チリコンカ〜〜ン!」に遭遇するのは初めて。

奇跡的な魔法に掛かったわたしは、
今週も面白くなりそうだなあなんて思う。

店員のお兄さんは、きっと魔法使いだ。